■シタクサだけでリガーデン
住宅街にある3階建てのビルを購入した施主は、自宅用に内装はすべて洋風に改装していました。エクステリアに関しては、まだ使用できるみす垣や景石、白川砂利があり、これをそのまま生かした、洋風にもあう、モダンテイストの露地を提案しました。

家が密集し、あまり日があたらない細長い鍵型の土地で、まさに露地といえるのですが、玄関から入ると、正面に窓があり、そこからこの庭が眺められる設計になっています。そこで、窓枠がフレームになるような1枚の海の絵を植栽で描いていきました。
 
 
玄関正面の既存景石の位置を利用し、それぞれまわりを大きく土で盛り上げ島にみたて、シタクサ数種を盛り込んでいきました。周りを流れる海は一番細かい白川砂利で表現します。

センターから少し左寄りの島の一番高いところにはトクサを植え、フォーカルポイントをつくっています。

シタクサは、セキショウ、キチジョウソウ、ユキノシタ、ヤブラン、ギボウシ、ホトトギス、スギゴケなどです。

きれいにみせるテクニックとして、シタクサや砂利で、みす垣の最下ラインを消し、底面と側面が一体感がでるようにしました。
 
 
■'見通す'空間処理
従来玄関前は広く、横に広がっていましたが、今回は、開閉式車庫のためのブロック塀を立ちあげる計画になっていました。そこで、ブロック設置の際、地部分を30センチほどはつり、植栽スペースを確保しました。これで、両サイドに緑がある細長いアプローチができあがりました。

幅の狭い小さなスペースでは、入り口から奥まで、しっかり見通せるのも空間処理の一つの方法です。そこで、左側は高さを押さえた斑入り入りプリペットに、右側はハイビャクシンと低めの植栽にして見通しの確保をし、モダンな雰囲気に仕上げました。
 
     
 
■庭のリフォーム面積/アプローチ5u、玄関ホール6u
■工期/1日
■総工費/25万円(内訳:既存樹撤去・一部預かり4万円/垣根補修・追加6万円/植栽工事12万円/コーディネート費3万円)
■主な植物リスト:
プリペット、ハイビャクシン、オオトクサ、セキショウ、キチジョウソウ、ギボウシ、ヤブラン、ホトトギス、ユキノシタ、スギゴケ
 

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